相続した大切な実家。
でも、いざ売りに出そうとしたら
思ったほど値がつかなかったり、
古い建物を壊すのに
「解体費用が100万円もかかるの!?」と
ショックを受けたりすること、ありますよね。
そうすると、頭の中は
モヤモヤでいっぱいになってしまいます。
「みんなの思い出が詰まった実家だし、
そんなに損をしてまで手放すくらいなら、
このまま持っていたほうがいいのかな……」
そんな風に、
家族想いなあなただからこそ、
悩んで立ち止まってしまうのは当然のことです。
でも、大切な思い出を守ることと、
これからのあなたの明るい未来は、
実はちゃんと両立できるんです。
今回は、あなたの心がすっと軽くなり、
一歩前に踏み出せるような
「3つの判断ポイント」を、
ていねいに紐解いていきましょう。
ポイント1:「持ち続けた場合」のコストを、ちょっとだけ数字で見つめてみる
最初にやるべきは、
実家をこのまま維持し続けた場合、
毎年どれくらいのお金が「ひっそり」と
出ていってしまうのかを、
一緒に確認することです。
実は、誰も住んでいなくても、
お家は生きているように、
次のような費用がかかり続けます。
固定資産税・都市計画税:評価額に対して毎年かかってくる、避けては通れない税金です。
修繕費:雨漏りや外壁の傷みなど、放っておくとお家が傷んでしまい、急な修繕が必要になることもあります。
草木の管理費:お庭の草木がぐんぐん伸びてご近所に迷惑をかけないよう、毎年の草刈りやお手入れが欠かせません。
火災保険料:年間数千円から数万円
遠方からの交通費や管理の手間:たまに様子を見に行くだけでも、時間と交通費がかかって、心も体も少し疲れちゃいますよね。
これらを合計して、
「10年間でどれくらいの持ち出しになるかな?」と、
未来の暮らしをちょっと想像してみてください。
1ヶ月単位だと小さく見えても、
10年という長いスパンで見ると、
驚くほどの金額になっていることも。
数字でパッと見える化することで、
これからの暮らしのビジョンが描きやすくなりますよ。
ポイント2:知っておきたい「空き家をそのままにしておくリスク」
「今はまだ心の整理がつかないから、とりあえずこのままにしておこうかな」
このように思うのも、自然な気持ちです。
でも、放置してしまうと、
思わぬところであなたの未来の自由が縛られてしまうかもしれません。
実は、お手入れが十分でない空き家は、
法律によって自治体から「特定空家等」に
指定されてしまう可能性があるのです。
指定されてしまうと、
これまで受けられていた
固定資産税の大きな割引
(課税標準が6分の1になる特例など)が
使えなくなってしまうおそれがあります。
つまり、「現状維持」を選んだつもりが、
いつの間にかお財布を圧迫する原因になってしまう、
なんて悲しいですよね。
さらに放置が進むと、
ご近所への心配や自治体からの指導、
最悪の場合は大きなトラブルに発展してしまうことも。
「いつかやろう」と先延ばしにすることで、
大切なご家族の笑顔や、あなたの軽やかな暮らしが
損なわれてしまうのは、
本当にもったいないことです。
だからこそ、今ここで前向きに向き合うことが、
明るい未来への一番の近道になります。
新潟市で実家じまいを考えるときに知っておきたい地域事情
ここまでは全国どこでも当てはまるお話でしたが、新潟には新潟ならではの事情があります。
まず、雪国である新潟では、冬の積雪と湿気によって建物の傷みが進みやすいという特徴があります。誰も住んでいないお家は換気も暖房もされないため、数年空けただけで傷みが一気に進んでしまうことも珍しくありません。除雪の手配や雪下ろしの心配も、遠方にお住まいの方には大きな負担になります。
また、同じ新潟市内でも、市街地と郊外では買い手の見つかりやすさが大きく異なります。同じ「実家じまい」でも、立地によって進め方や時間の見通しは変わってきます。
だからこそ、新潟の地域事情を踏まえて判断することが、後悔しない実家じまいへの近道になります。売却・賃貸・共有のまま保有といった選択肢ごとの違いは、実家を相続したけど住まない場合の選択肢でくわしく整理しています。
ポイント3:「手放したあとの新しい可能性」を、ワクワクしながら計算してみる
コストやリスクを知ったあとは、
もっとワクワクする未来の話をしましょう!
もし売却した場合に、
実際にあなたの手元にいくら残って、
どんな新しいスタートが切れるのかを計算してみるのです。
ここで見落としがちなのが、
国が用意してくれている「お得な仕組み」です。
相続した空き家を売る場合、
なんと最大3,000万円まで税金がかからなくなる
「空き家の3,000万円特別控除」という、
とっても嬉しい特例があります。
主な条件は以下のようなものです。
昭和56年5月31日以前に
建てられた建物であることで
耐震基準をクリアするか、
すっきり更地にしてから売却すること
この特例が使えるかどうかで、
手元に残るお金はビックリするほど変わります。
たとえ解体費用に150万円かかるとしても、
税金がそれ以上にドカンと安くなれば、
結果的には大成功ですよね!
「解体費が高いから無理」とあきらめず、
差し引きして「最終的にいくら手元に残って、
それでどんな楽しい未来を創れるか」を前向きに考えてみましょう。
最後の決め手:「この先、みんなでどんな風に暮らしていきたい?」
数字が出揃ったら、
最後に胸に手を当てて
「これから、この場所で誰かが笑顔で暮らす未来はあるかな?」
と問いかけてみてください。
あなた自身も、ご家族も、
そこに住む予定がなく、貸し出すのも難しい…
それなら、その実家はもうお役目を終えて、
あなたを縛る「重荷」になってしまっている可能性があります。
全国的にも、使い道のない空き家は増加傾向にあります。
地域の未来の動きや
不動産の流れも長い目で見つめながら、
「このまま持ち続けることが、
本当にみんなの幸せにつながるのかな?」と、
一歩引いて優しく見極めてあげることが、
お家にとってもあなたにとっても一番の愛になります。
まとめ:これからの笑顔のために、比べるのはこの3つだけ
「本当に実家を手放してもいいのかな……」と
心が揺れたら、まずはこの3つだけをすっきり整理してみましょう。
今後10年間、維持し続けた場合の
総コストお得な特例を適用したうえでの、
売却時の実際の手取り額
自分や家族が、
この先その家を使う予定があるかどうか?
思い出がいっぱい詰まった実家を手放すのは、
心がチクッと痛むし、簡単には決められないですよね。
でも、あなたがずっと悩み続けて、
心に重荷を抱えたまま過ごすのは、
天国の親御さまもきっと望んでいません。
「どうしよう」と迷ったときこそ、
一度立ち止まって、数字でやさしく整理してみる。
それは、実家への感謝を込めて、
あなた自身がもっと軽やかに、
ワクワクする未来へ歩み出すための
「愛ある実家じまい」の第一歩なのです。
円満相続にいがたは、新潟市およびその近郊で実家じまいや相続のご相談を承っています。売却ありきではなく、「持ち続けた場合」と「手放した場合」を並べて比べるところからお手伝いしますので、まだ迷っている段階でもご相談いただけます。支援の内容はサービス・料金のページに、相続の全体像を学べる場は相続の勉強会のページにまとめています。
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※ 本記事の内容について
本記事は公開時点の法令・制度に基づいて作成しています。最新の制度や個別の状況によって取扱いが異なる場合がありますので、実際の手続きにあたっては必ず専門家にご相談ください。


